【開催レポート】YOUNG IMPACT 2nd 志甲子園 決勝大会 ― 10代の挑戦が、社会とつながった一日
2026年7月11日(土)、大阪・心斎橋のトゥモローゲート本社にて「YOUNG IMPACT 2nd 決勝大会(志甲子園)」を開催しました。
全国からの応募と予選を勝ち抜いた2期生のファイナリスト9名が、それぞれの挑戦の成果を発表するファイナルステージ。社会課題の解決に本気で挑む10代のプレゼンテーションと、未来へのつながりが生まれる交流の場となりました。
本記事では、当日の様子をダイジェスト動画とともに振り返ります。
当日ダイジェスト動画
イベント概要
- イベント名:YOUNG IMPACT 2nd 決勝大会(志甲子園)
- 開催日:2026年7月11日(土)
- 会場:トゥモローゲート本社(大阪市中央区西心斎橋1-6-32 アニーズビル2F)
- スケジュール:開場 13:30 / 本編 14:00〜16:30 / 交流会 16:30〜18:00
- 参加費:1,000円(一般観覧)
- 主催:株式会社Meta Osaka
数字で見る 志甲子園 2nd
- 全国からのYOUNG IMPACT2期応募者数:25名
- ファイナル登壇者:9名
- 当日の来場者数:61名(スタッフ含む)
- 審査員:4名
- 協賛(DREAM PARTNERS)社数:17社
当日レポート
13:30|開場・受付
14:00|オープニング/開会挨拶/審査員紹介
開会の挨拶に続き、本大会の審査員が紹介されました。審査員は、DREAM PARTNERSを務める以下の4名の方々にお願いいたしました。

- 西崎 康平 さん(トゥモローゲート株式会社 代表取締役)
- 淡野 文孝 さん(アクティオ株式会社 代表取締役社長)
- 重見 彰則 さん(夢見る株式会社 代表取締役会長)
- 竹綱 庸仁 さん(たけつな小児科クリニック 院長)
会場全体が、これから始まる9名の挑戦への期待に包まれました。
14:15|ファイナリスト9名によるプレゼンがスタート

雑草で、エネルギー問題を解決したい
神田 芙羽 (かんだ ふう)さん|エネルギー問題
身近な雑草をエネルギー資源として活用できないか。神田さんは、論文の執筆を進めながら、雑草からエネルギーを生み出す研究に挑戦していることを発表しました。誰もが厄介者として扱う雑草に価値を見いだし、エネルギーという大きな社会課題に正面から向き合う姿勢が印象的でした。
==

中西 尭 (なかにし あきら)さん|地域・職人継承
協賛に頼るだけでなく、持続可能な事業にしていきたい
「職人の価値を、もう一度高めたい」。中西さんは、日本から職人が減り続けている現状に危機感を持ち、任意団体を立ち上げて若者と職人をマッチングする事業を始めたいと語りました。DREAM PARTNERSからの「どうやってビジネスとして成立させるのか」という鋭い問いに対しては、現状は協賛による運営を想定しているものの、今後はより深く収益構造を考え、持続可能な事業へと育てていきたいと、熱を込めて答えました。
==

久保島 綾音(くぼしま あやね) さん|食品ロス
大好きな給食だからこそ、残されるのが悲しい
給食が大好きだからこそ、食べ残しや、手をつけられないまま捨てられる牛乳を見るのが残念でならなかった。久保島さんは、その想いを「残食ナンジャモンジャ」というオリジナルのカードゲームに込め、楽しみながら食品ロスを考えるきっかけづくりを提案しました。質疑応答では、食物アレルギーの視点も取り入れながら、さらにブラッシュアップしてほしいというアドバイスも寄せられました。
==

北川 眞子 (きたがわ まこ)さん|教育・探究活動
探究の楽しさを、身近なところから全国へ
オンラインでの登壇となった北川さんは、探究の楽しさを、身近なところから全国へ広げていきたいという熱い想いを発信しました。①一人ひとりへの個別のサポート、②全体への学びの提供、という二つの軸を掲げ、子どもたちが経験の数を増やし、将来の選択肢を広げられる環境をつくりたいと語りました。
==

細井 愛茉 (ほそい えま)さん|環境・ゴミ問題
提灯を、世界に届けたい
今大会の最年少、中学3年生。しかも法人設立5期目という驚きの背景を持つ細井さんは、「ゴミ捨て」をビジネスにするという発想を発表しました。提灯型の携帯ゴミ袋を軸に、パッケージ販売・移動式広告収入・ライセンス費という具体的な収益モデルまで提示。DREAM PARTNERSからの質疑にも的確に答え、その受け答えには年齢を感じさせない落ち着きがありました。「提灯をバッグにしたい」「日本の伝統を海外へ発信したい」という夢も、まっすぐに語りました。
==

村上 愛花 (むらかみ あいか)さん|子どもの居場所
子どもたちの「やってみたい」を叶える居場所をつくりたい
「子どもたちの『やってみたい』を叶える児童館をつくりたい」。村上さんは、子どもが自分の可能性にワクワクし、安心して育つことのできる居場所づくりを提案しました。さらに、子どもたちの挑戦がそのまま経済として回る仕組みまで構想。自身にとって児童館が「第3の居場所」として大きな支えになった原体験を語り、子どもたちのために本気で挑戦するその姿が印象的でした。
==

小楠 源大(おぐす げんた) さん|学生コミュニティ
私たちの強みは「多様性」です
オンライン(Zoom)での登壇となった小楠さんは、学生の起業団体「Youth Intersection」を立ち上げた取り組みを発表。丁寧に交流を重ねることで、学生が健全に挑戦できる環境を整えたいと語りました。「学生団体が主催するイベントは星の数ほどあるが、自分たちの強みは何か」という問いには「多様性」と即答。運営メンバー自身が多様であることで、幅広い分野に関わっていけることが強みだと、力強く語りました。
==

森田 智信 (もりた とものぶ)さん|商業高校生支援
日本初の、商業高校生のための塾をつくる
森田さんは、日本で初めての「商業高校生専門塾」をつくるという構想を発表しました。自身が商業高校で感じた課題に正面から向き合い、その解決策を探る姿が印象的でした。会場全体を巻き込む力強いプレゼンテーションは圧巻で、聴く人の心を動かしました。
==

山村 夏音(やまむら かのん) さん|ボランティア
海外ボランティアの楽しさを、もっと身近に
山村さんは、海外でのボランティアの楽しさを伝えるアプリ「ボランシェア」の普及に取り組んでいることを発表しました。自身も海外でのボランティアを経験し、日本との違いを肌で痛感したことが原点です。DREAM PARTNERSからの「日本人が海外に触れるうえでの課題は何か」という問いには、資金や言語の壁を挙げつつ、それ以上に「身近にロールモデルとなる存在がおらず、そもそも選択肢として知られていないこと」が大きいと答えました。とにかく行動力にあふれ、フレッシュで力強いエネルギーが会場に伝わってきました。
16:00|主催メッセージ・今後の展開

主催・株式会社Meta Osakaの毛利 英昭が、「挑戦を文化に。」というメッセージを掲げて登壇しました。
万博は終わった。でも、挑戦は終わらない。
大阪・関西万博の舞台で生まれたYOUNG IMPACTを、これからも継続し、さらに拡大していきたい。
そして、なぜYOUNG IMPACTを立ち上げたのか。
その原点は、「才能はあるのに、それを発揮する舞台が足りない。挑戦を支える伴走が足りない」という課題意識にあります。夢を言葉にし、仲間とともに磨き、社会へ届けていく。その一連のプロセスをYOUNG IMPACTで実現することで、「大阪を世界一オモロい都市(まち)にする」という夢に向かって歩みを進めていきたいと、会場に向けて決意を語りました。
16:22|表彰・講評

審査員による講評ののち、最終選抜メンバーが発表されました。厳正な審査の結果、以下の3名が選抜されました
- 細井 愛茉 さん(環境・ゴミ問題)
- 神田 芙羽 さん(エネルギー問題)
- 森田 智信 さん(商業高校生支援)
STARs 選出後コメント
経営者による1年間の伴走支援を受ける「STARs」に選ばれた3名から、選出後のコメントが寄せられました。
細井 愛茉 さん(14歳|環境・ゴミ問題)
この数カ月の挑戦が自分の強みになりました。まずは大阪をはじめとする観光地で提灯の体験イベントを実現し、世界への展開をめざします。
神田 芙羽 さん(17歳|エネルギー問題)
このテーマの良さを少しでも知ってもらえたのが嬉しいです。まずは実験を重ねて燃料の生成を実現し、事業化をめざしたい。ビジネスはイチから学びたいです。
森田 智信 さん(18歳|商業高校生支援)
今日この中では自分が一番年上だったのですが、年齢関係なく素晴らしい発表ばかりで、自分も頑張らなければと突き動かされました。まずはサービスをより多くのお客様に届けるところから相談したいです。
選抜された皆さん、本当におめでとうございます。そして、登壇したファイナリスト全員の挑戦に、大きな拍手が送られました。
イベント後の学生と大人の交流会

本編終了後には、会場にて交流会を実施しました。登壇した学生たちとDREAM PARTNERSの交流が活発に行われ、発表を踏まえた具体的なビジネスのアイデアや、「一緒に取り組みたい」「協業したい」といった声も飛び交うなど、次の挑戦へとつながる出会いが数多く生まれていました。
関係者への感謝
本大会は、多くの方々の支えによって実現しました。
DREAM PARTNERS(協賛パートナー)
挑戦する10代を応援してくださった協賛企業の皆さまに、心より感謝申し上げます。
審査員の皆さま
西崎 康平さん、淡野 文孝さん、重見 彰則さん、竹綱 庸仁さん。貴重な講評をいただき、ありがとうございました。
結びに
ご来場・ご観覧いただいた皆さま、そしてこの日まで挑戦を続けてきたファイナリストの皆さん、本当にありがとうございました。
10代の「本気」は、確かに社会とつながりはじめています。YOUNG IMPACTは、これからも次世代の挑戦者たちの伴走を続けてまいります。
次回・第3回 志甲子園 決勝大会は、2026年11月21日(土)になんばスカイオ コンベンションホール(大阪・なんば)で開催予定です。あわせて3期生の募集も受付中。
詳細・エントリーは第3回 志甲子園 決勝大会 特設ページをご覧ください。